女性内科
女性内科のご案内
女性は何かと負担を強いられたり、社会の中で不利益を被ることがあります。忙しい毎日の中、体や心で困ったことがあっても、後回しにしてしまいがちではないでしょうか。せめて医療の範囲で皆さんのお力になれればと考えています。男性には相談しづらい月経前のイライラ、吐き気、更年期症状、避妊など、ぜひご相談ください。ピル、性病検査も対応可能です。
性病検査
- 血液検査(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒、HIV)
- 膣分泌液(梅毒、クラミジア)
※当院では膣分泌液採取は女性が担当しますが、ご自身で行っていただくこともできます。
費用:12,000円(自費診療)
ピル希望者の方へ
以下の方はお断りしております。
×50歳以上 ×初経前 ×高血圧症 ×糖尿病 ×妊娠している可能性がある ×産後4週以内 ×授乳中 ×長期間安静状態 ×心臓弁膜症 ×肝障害、肝腫瘤、胆石症 ×乳がんの既往、家族歴、乳房の結節 ×血栓症の家族歴、既往 ×抗リン脂質抗体症候群 ×子宮頸がん、異常性器出血 ×耳硬化症 ×妊娠中に黄疸、妊娠ヘルペスの既往 ×てんかん ×腎疾患 ×ポルフィリン血症 ×脂質異常症 ×炎症性腸疾患 ×有症状の子宮筋腫 ×片頭痛 ×周術期(術前4週間、術後2週間)
子宮頸がん検査を一年以内に受けていない方は、ピルを継続しながら検査を受診するようにお願いしております。
LEP、OCからお選びいただけます。
- LEP:月経困難症(腹痛、腰痛、吐き気、頭痛、疲労、脱力感、イライラ、下痢)改善のため
- OC(自費):肌荒れ、ニキビ、多毛、確実な避妊、月経管理のため
マイナートラブル:嘔気、頭痛、胸の張り、軽度の浮腫、不正出血といったマイナートラブルが1-2ヶ月で起こりやすく、自然に改善することが多いです。
注意すべき症状:内服中に強い腹痛、胸痛、視覚障害、ふくらはぎ痛があった場合には速やかにご連絡ください。
飲み忘れ:
1日分飲み忘れた時→気づいた時に1錠、その日の分も飲む
2日以上飲み忘れた時→気づいた時に飲む、その日の分も飲む
※7日間連続して飲むまではコンドーム使用する
更年期の不調について
日本人は平均で52歳頃に閉経を迎えます。閉経前後5年ずつの約10年間に起こる不調を更年期障害と呼びます。一般的には40~60歳で起こります。
- 月経異常、ホットフラッシュ、めまい、不眠、倦怠感、萎縮性膣炎、性行障害、動脈硬化、高血圧症
更年期の症状の背景にはうつ病、不安障害、甲状腺異常、肝機能障害、貧血、鉄欠乏などが隠れている場合があります。当院では背景疾患の検査を適宜行い、症状に合わせて漢方療法、向精神薬、カウンセリングなどをご提案します。
※HRT(女性ホルモン補充療法)は当院では行っておりません。