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腎臓の話

[2024.12.20]

先日「尿検査で異常になった方を紹介するところがなかったので助かりました」とのお言葉をいただき、地域で求められている事実に、身が引き締まる思いです。

そこで、今日は尿検査、腎生検についてお話しようと思います。

尿検査で異常があった場合、考えられることは

①尿を作る腎臓に問題がある。

②尿の通り道に問題がある。

の大きくふたつです。

たとえば血尿であれば

①腎炎など腎臓の病気

②尿路感染症や結石、膀胱癌など尿路の病気

などが挙げられます。

ふたつのどちらかは、クリニックでより詳しい尿検査をして調べることができます。

さらに超音波検査をすることによって侵襲なく、結石や嚢胞がないか調べることができます。

当院で治療できるものはすぐに治療にかかりますし、癌などが疑われた場合は泌尿器科に紹介させていただきます。

①の腎炎などが疑われた場合、腎生検ができる病院へ紹介します。

これは2泊3日入院して行う検査です。

腎臓は背中にあるので、うつ伏せになり針を刺し、腎臓の組織を少しとってきます。

尿を調べるよりも詳しい、今の腎臓の様子がわかります。

また、腎臓は高血圧や糖尿病、肥満などで悪くなってしまいます。

少しでも腎臓が悪くなってしまう原因を取り除いていきましょう。

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