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風邪の話

[2025.01.14]

最近風邪がとても流行っています。

つらい思いをされている方も多いのではないでしょうか。

症状が軽い方には治療は必要ありません。

おうちでゆっくり休むことが一番です。

症状がつらい方には、楽になるお薬があります。

どんな薬を使ったらいいのでしょうか、紹介していきます。

(uptodateという教科書を参考にしています)

▼アセトアミノフェン:頭痛、耳の痛み、筋肉痛、倦怠感などの症状を和らげます。

▼吸入クロモグリク酸:鼻にプシュッとするスプレーの薬です。

鼻水などの症状が早くおさまります。

風邪に効くとわかっている薬は以上になります。

次に、効くか効かないかわかっていない薬を紹介します。

これらは上の薬以外をご希望の方に処方されます。

▼咳止め:デキストロメトルファンという咳止めは、咳を少し抑えますが副作用などを考慮すると、一般的な風邪には使用しない方が良いとされています。

▼痰切り:風邪に効く証拠がありません。

▼はちみつ:咳の回数、重症度が改善すると言われています。

効果がないとわかっている治療法は以下になります。

▼抗生物質(抗菌薬):風邪には効かず、副作用が出てしまいます。すると耐性菌という強い菌が生まれてしまいます。

▼抗ヒスタミン薬:効果は少なく、副作用が大きいです。

では薬ではない治療はどうでしょうか。

▼手洗い:ウイルスのまんえんを防ぐことがわかっています。

▼ビタミンC:ビタミンCを一日200mgとっていると、風邪の期間が短くなり、症状が軽減される可能性があります。

▼マスク:多くの風邪の原因ウイルスを予防できます。

▼睡眠:ある種類のウイルスは5時間未満の睡眠の方は7時間以上眠った方に比べて3倍かかる可能性が高かったです。

日本独特の治療である漢方も、風邪の症状緩和に使われています。

風邪:葛根湯

咳:麦門冬湯

鼻水:小青竜湯

喉の痛み:銀しょう酸

参考になりましたでしょうか。

体調が悪い時はあたたかくして、ゆっくり休んでくださいね。

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