睡眠時無呼吸症候群
▼寝ている間に呼吸が止まる病気について
皆さんは、毎日8時間ほどお休みになられますよね。お休み中は、心も体も休んで、翌日に備えているのです。
しかし、なかにはお休み中に呼吸が止まってしまう方がいらっしゃいます。
この病気を、睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)、略してSAS(サス)と呼びます。
▼SASとはどんな病気ですか?
SASには、大きく分けて2つの種類があります。
・いびきをかきながら呼吸が止まるタイプ: お休み中に大きくいびきをかき、時々呼吸が止まってしまうタイプです。これが最も多い種類です。
・脳の病気で呼吸が止まるタイプ: 脳の病気のせいで、呼吸の指令が出にくくなってしまうタイプです。
▼SASが体に悪いのはなぜですか?
SASは体に悪い影響を及ぼします。SASの方は、お休み中に十分な酸素を吸えないため、体中が酸素不足になってしまいます。
そうすると、
* いつも眠くてだるい: 日中も眠くてしょうがないため、学校でしっかりと授業を聞けなかったり、仕事でいつも眠そうにしてしまうことがあるかもしれません。
* 集中力がなくなる: 仕事に集中できなくなったり、テストの成績が下がってしまうこともあるでしょう。
* イライラする: いつもイライラして、周囲とうまくいかないこともあるかもしれません。
* 体がだるい: 体がだるくて、運動もしたくなくなるかもしれません。
* 心臓や血管に悪い: 長く続くと、心臓や血管に悪い影響が出る可能性もあります。
▼SASを放置するとどうなるのですか?
SASを放置すると、勉強もスポーツも楽しめなくなったり、周囲との関係が悪くなったりする可能性があります。
心臓の病気になりやすくなることもあります。
▼SASになったらどうすればいいのですか?
SASかなと思ったら、まずご相談ください。詳しく調べて、みなさんに合った治療法を提案します。
まとめ
SASは、お休み中に呼吸が止まってしまう病気です。放置すると体に悪い影響がたくさんあるため、もし心当たりのある方は、早めにご相談ください。